猫の餌づけの残りをカラスが
家の中に入ろうとするといつも「待っていたかのようにー」真っ黒な猫が私を見つめている。なのに近づくとさっと逃げる。
「キラリ」と猫の目が光る。無気味。
最近、この猫とともに黒いカラスが(白いカラスもいるらしい)自宅の周りを飛びまわり「カァー」「カァー」と鳴きこれもまた無気味だ。
不思議だと思っていたある日のこと中年の女性が自宅にやってきて「この頃黒い猫を良く見かけると思いますが、野良猫で、私がお宅の横のガレージで餌をやっています。」
「なぬ・・・・?」
そのうえ「猫も生き物で、保健所に連れて行くのはかわいそうだから、子猫が産まれないように避妊手術をしています。その費用は市からの援助と私がパートで働いて出しています」と言うのです。
それのせいで、餌の残りをめがけて、カラスが上空を飛び回っていると言うのだ。
あきれるやら、驚くやら、突然のことに何のコメントも思い浮かばず、「人の庭先でしないで、自分の家の前で餌をあげてください」とでも言って抗議すればよいのにとっさに「黒の猫とカラスには気をつけておきます」ととんちんかんな事を言ってしまった。
いくら考えても腑に落ちない。その辺をうろうろと徘徊している野良猫全部に避妊手術をするなんて。それはそれで、世の中にはいろいろな考えの人がいるので勝手ですからよろしいが、家の上空で飛び回るカラスのことは何とかして欲しい。
昔から自分の家の上空でカラスが鳴くと不吉な事が起きると言われているのだ。思い過ごしだろうがその夜は、寝汗が流れごていねいに金縛りにあってしまった。
金縛りは疲れているときや運動不足のときなどになりやすいとお医者様がおっしゃるのですが、よくわからない。ともかく意識はうっすらとあるのですが、身体が全然動かず、押さえつけられているように体が重い。
今年の厳しい暑さで冷たいものばかりのんで、体調が良くなかったのでしょうか?
少し朝夕は涼しく過ごしやすくなった。明けやらぬ6時までに起床すれば、側の武庫川沿いを散歩することにしている。じんわりと昇る太陽が川面にうつる。その色づいた川の水は、鳴尾浜の海に向って流れていく。
さあ、今日も思いっきり声を出してがんばろう。いやなことを吐き出すように大きな深呼吸をした。
キンカンが 虫刺されより 肩こりに
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